CAMPUS WATCHING

C FARADAY HALL

da Vinci、Pascalと呼ばれる大食堂と並ぶFaraday Hall。

「煉瓦の外壁に囲まれた約20m x 20mの正方形プランのこの小ホールに、『理工学部』を象徴するような雰囲気を持ち込む。」

この発想を巡って生まれたのが放射型張弦梁構造である。

この構造システムの特徴は、

 1. 平易な斜張式吊屋根の原理を小空間に持ち込む

 2. 裸の構造要素の全てを視覚的な空間構成へ参加

 3. 鋳鋼によるテンションリングの形成

 4. 簡易な建て方作業による架構全体の応力バランスの確保

である。一方で強い構造表現への反発も危惧されたが、興味ある構造原理を今日の時代に蘇生させること、失われたテンション構造の復権、
合理性や造形性の魅力の見直しを無理なく図ることを目標に計画された。

一見特殊な素材や構造方式を、点対称という単純な構造システムに適応するとどうなるか ―― ここに構造計画の出発点があった。

FARADAY HALL_1
FARADAY HALL_2