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H 張弦アンブレラ

このテントは、日本国際博覧会協会の依頼で、2005年に開催された愛知万博 (愛・地球博) の休憩所として利用するためにデザインされた。

同万博の理念であった削減 (Reduce) 、再利用 (Reuse) 、再循環 (Recycle) の3Rを反映させるため、素材は木材を利用
(後に一部アルミニウムに変更) 。

最少限の材料で簡単に組立ができ、万博終了後も使えるように工夫されている。

人力による簡単な組立を実現するためには部材断面の縮小化が必要であり、そのためには合理的な構造システムが必要である。

そこで、柱の上に束を立て、束の上端と腕木の先端を引張材で繋ぎトラス構造にすることでこの問題を解決した。

ベンチがアンカー代わりとなり、腕木とベンチを繋ぐ4本の引張材が風力に抵抗する。

愛知万博が終わった後、60基あったテントのほとんどは自治体が引き取り、余ったものは駿河台・船橋 キャンパスへ移動された。

張弦アンブレラは今でも学生の憩いの場となっている。

張弦アンブレラ_1
張弦アンブレラ_2
張弦アンブレラ_3
張弦アンブレラ_4